松山剛

『LUNARiA -Virtualized Moonchild』レビュー

松山剛という人は知っている。彼の書いた『君死にたもう流星群』を読んだからだ。あの小説が完結しているのかどうか、いまだにはっきりしない。5巻まで出て止まっているし、自分は3巻で止まっている。公式の話では完結しているらしいけど。 あの小説の筋もまあシンプルで、男主の幼馴染が死んで、その心の傷から抜け出すまでを一冊まるごと使って描く話だ。その小説で一つ斬新だと思った設定があって、ヒロインは実は本当の意味での「地球人」ではなく「宇宙人」で、ヒロインの母親が宇宙空間でヒロインを産んだというもの。ここが一番印象に残っている。 正直、あの小説は1巻で終わってよかったと思う。1巻まるごと、とにかく説教くさい話が多すぎたし、男主も最終的にヒロインの死から立ち直った。ところが最後に物語は超展開を迎えて、ヒロインを救う方法があるかもしれない、と男主に告げるんだ。 それで自分はその後を読む気が失せた。想像するに、続きは男主が超自然的な能力(タイムリープとか宇宙跳躍とか)を使ってヒロインを救い出す……そんなところだろう。 俗、俗すぎる!