『パコマネ わたし、今日から名門野球部の性処理係になります…』レビュー
高校の頃、よく「歓歓文苑」というサイトを見ていた。実態はアダルトサイトのテキスト版みたいなもので、定期的に更新されるエロ小説が載っていた。
そのサイトは俺が大学を卒業するまでしぶとく生き残っていたが、その後は消えた。今に至るまで、二度と復活していない。
あのサイトにはなかなか良い文章がいくつかあって、筆致がかなり上手く、中には想像を掻き立てるものもあった。一番印象に残っているのは女教師の話で、女教師が生徒の成績を上げるために、クラスの落ちこぼれ連中が全員学年トップに入れたら体を差し出す、抱かれてもいいと生徒と約束する話だ。
その小説の描写もなかなか面白くて、教師もいくつもの心理的障壁を突破していく。校長の淫威に屈するかと思いきや、逆に生徒に身を捧げる方を選ぶ。結末はちょっと意外で、むしろハッピーエンドっぽい感じすらあった。
ああ、話がだいぶ逸れた。ただ、物事の定型ってのは時に思いがけない効果を生むものだ。たとえばこの『パコマネ わたし、今日から名門野球部の性処理係になります…』というゲームがそう。