渡辺明夫

グリザイアの果実:おそらく神ゲー

誰の心にも神ゲーがある。もちろん神ゲーなんて価値はない。一つは人が騒ぎすぎているから、もう一つは今後自分の神ゲーよりいい作品に出会わないとも限らないからだ。厳密に言えば、死ぬ直前まで自分の人生の神ゲーなんて確信できない。まあ俺は死ぬにはまだ早いので、ここで適当に喋るしかない。 『グリザイアの果実』をやる前、俺の中の神ゲーは『穢翼のユースティア』だった。シナリオの連続性と密度が一流だったからだ。まあ、ああいう架空の話は俺たちからはちょっと遠すぎるけど。 『グリザイアの果実』はFrontwingの10周年記念作品で、かなり気合が入っているのが分かる。特にシナリオとスクリプト。この作品には短所があるかもしれないが、その短所ですら他の作品に持っていけば長所になるレベルだ。Frontwingの作品は少なくないようだが、漢化されているものはほぼない。たぶんこのブランドには厨がいないんだろう。もちろん『グリザイアの果実』は英化されていて、海外の掲示板にはかなり巨大なファングループがいる。俺だけでもRedditのAnime板でこのゲームの議論を何度も見た。 アニメ放送が近いことを考慮して、以下はゲロ重ネタバレ。見たくないやつは閉じろ……