ゲーム

『はにかみ Clover』レビュー

最近プレイしたゲームがちょっと変わっていて、散財系だったり、大肉蛆系だったり、ヤリサー系だったりと、非伝統系ばかりを渡り歩いていたら、だんだん元の廃萌えが懐かしくなってきた。1月にゲームを落とすとき、無性に軽くて楽しいゲームがやりたくなった。 そんなわけで1月の新作の中から、凍京 NECRO をダウンロードしているときに、はにかみ Clover というゲームを見つけた。 あの凍京 NECRO と比べると、はにかみ Clover は明らかに可愛い美少女ゲームの王道ルートだ。興奮した私は、開発が緑茶社(ゆずソフト系ではなく、ここでは便宜上の呼称)だと知って、緑茶社なら大きな問題は起きないだろう、南十字星恋歌も評価は悪くなかったし、これもまあまあだろうと踏んだ。さらに公式サイトでCVを確認すると、最初のヒロインは後藤麻衣そのもの、後の秋野花や仙台エリもいい声だ。何よりぶっ飛んだのは、後でゲームのOPを見たことだった。 デレデレ自治会長、甘い上手な先輩、エッチな彼女さん、ダメ兄貴製造機の妹、それに誘惑とリズム感満載の映像が加わる。 ゲームは「ちょっとHな彼女との恋物語」というキャッチコピーも掲げている。正直に言えば、このOPは萌え抜きっぽく見えるが、それでも切手の大肉蛆やヤリサーよりはマシだと、そうだろう?長年の経験から言って、これはきっと笑いに満ちた萌えゲーだ。たとえ抜きゲーだとしても笑えるやつで、特殊効果なしの娯楽的な軽い抜きゲーなら、きっと楽しくプレイできるはずだ。 当時の私の感想はこうだった。

『LOVEREC.-ミニシアターズ』レビュー

LOVEREC.-ミニシアターズはLoverecのファンディスクだ。 正直、LoveRec本体はなかなかの出来なのに、このファンディスクはもう……あまりにも寂しすぎる。 ゲーム容量はたったの1.95G。内容は原作のエンディング直後から始まり、卒業を控えた主人公と、白髪の妹が新しいC90で自分たちが撮った映画を売ろうと、みんなで奮闘するという話。 うん……でもこれって序章だけで、映画撮影の話は全然出てこないんだけど。

『蜥蜴の尻尾切り』レビュー

俺は許容範囲が広い方で、面白い話だと聞けば萌え系でも乙女向けでもBL向けでもミステリーでも、果ては猟奇向けでも手を出す。 『蜥蜴の尻尾切り』は猟奇向けのゲームだ。というかこの会社のゲームは全部猟奇向けだ。しかも面白いことに、猟奇やグロ系のゲームって評価が意外なほど高いことが多い。不快感を与えるはずなのに、多くの人が手放しで褒めていて、しかもかなりの人が「猟奇的なゲームだけど、話はすごく癒し系」なんて言う。 この手の言い分が俺にはよく分からない。猟奇はあくまで手段で、本質は物語の方だろ。小学生の小明がおばあさんを道路の向こうへ連れて行ってあげて、それから交通事故に遭った小明が松葉杖をつきながらでもおばあさんを連れて行ってあげるのと、ケツの穴にバイブを突っ込んだ小明がおばあさんに会っても連れて行ってあげるのは、実はどれも同じことを言っている。細部にこだわるのは時として無意味だ。所詮は薬味で、メインディッシュは同じなんだから。 で、『蜥蜴の尻尾切り』の話はどうなのか。薬味はどうか。メインディッシュはどうなのか。 端的に言う。クソだ。
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『見上げてごらん、夜空の星を』レビュー

『見上げてごらん、夜空の星を』は PullTop が今年の年末に発売したゲームだ。実はこの会社のゲームはこれまでほとんど触ったことがない、いや、そういう言い方も変か。俺が触ってきたのは子会社の作品ばかりで、たとえばなついろレシピとか、恋する夏のラストリゾートとか……この会社には『この大空に、翼を広げて』というなかなかすごいゲームがあるらしいが、それはずっと未プレイのままだ。 ゲームの宣伝では『この大空に、翼を広げて』の原班スタッフが制作したことが売り文句になっていて、夜空の星を見上げる天文観測がテーマ。これまでの飛行機作りとは違い、今作は季節が冬、クリスマス前後に設定されていて、12月発売というタイミングにも非常によく合っている。 あ~、実は最初にいろいろ前書きを書いたんだが、うっかりまた小黄文みたいになってしまったので、感想を直接言うことにする。このままじゃ汚い道から戻れなくなる。 簡単に言うと、ギャルゲーとしてはかなり良いゲームだ。だが「天文観測」をテーマに掲げるなら、ちょっと物足りない。

『乱れ雪月華 ~儚く散る細雪~』レビュー

筋金入りの LASS アンチである俺は、初期の奈々子シリーズを除けば、LASS 社(ラッシット)のゲームはほぼ全部やっている。3Days、11eyes、少女神域、迷える二人、それにその Fandisk やら各種バージョンやら、とにかくもう色々と…… 正直、少女神域で LASS が盛大にやらかして、せっかくのいい設定の物語を自己満全開の地雷に書き上げてしまって以来、俺はずっと思ってたんだよ。このラッシット、いつ潰れるんだろうな、と。 待てど暮らせど待って、ようやく迷える二人が発表されて、そんで発売延期に次ぐ延期で、で、クリアしてみたら思ってたほど地雷じゃなくて、ただただ薄っぺらくて白湯みたいな出来だった。おまけに原画がまったく力入ってなくて、ヒロインたちの乳は一人として小さくなく、目つきは一人として誘惑的でなく、H の時の喘ぎ声は一人として下品じゃない。俺はもう内心嬉しくてたまらなかったね……嬉しさのあまり花枝が震えて淫水が溢れ出る勢いだ。 ああ、別に巨乳に反応したんじゃない。ようやく分かったんだよ。このラッシット、終わるな、と。

『箱庭の学園』レビュー

日本の同人ゲームは数も種類も多いけど、シナリオなしでただ抜くだけのやつを除けば、残りのストーリー重視の作品は大体ボリュームが短くて、絵師も普通、音楽もそこそこ、声優もアマチュア級。勝負できるのはほぼシナリオだけ。そりゃシナリオは比較的どうにかなるけど、いい絵師、いい声優、いい作曲家はなかなか連れてこられないからね。 要するに同人ゲームの会社は金がないことが多くて、小規模な作品しか作れない。本当に金があるならさっさと正式な会社を立ち上げて真面目なゲームを売るだろうし、同人サークルとして中途半端に活動したりしない。 でも例外はある。同人ゲームでもヤバいのはプレイしたことあるし、同人ギャルゲーでも豪華なやつはある。たとえば無人灯の『箱庭の学園』がそうだ。 まず『箱庭の学園』の原画は捆枝りこ。これだけで十分すぎる。しかも声優陣がやばい。日高里菜、徳井青空、柿原徹也、沼倉愛美…… あとはまともなシナリオさえあれば、このゲームは正式な会社の大作と肩を並べられた。なのに……現実は残酷で、すべてはストーリーでぶち壊された。

『空色イノセント』レビュー

音楽教師とお見合いをしたとき、彼女にこんな質問をされた。 「あなたの青春って、どんな感じだったの?」 世の中には俺を完全に言葉に詰まらせる質問なんてそう多くないが、これは確かにそのひとつだった。

『コドモノアソビ』レビュー

まずは方糖社、つまりLump of Sugarについて。実は昔、日本語が分からなかった頃(もちろん今も分からない)の俺は、この会社のゲームはなかなかヤバいと思っていた。主に会社名がかっこいいからで、あちこちで偉そうに語られていたのもある。それに方糖と聞くと、優雅な少女が午後の街角に座り、屋根裏から行き交う人々を眺めながら、白い指でそっと自分のコーヒーに角砂糖を落とす情景が浮かんで、とても風情がある。 だが風情は風情、実際の方糖社はただのエロゲー会社である。そう、オタク連中が涎を垂らして語る、デカい胸にモザイク、肉色のストローが白濁を噴き出す汚物製造会社だ。この感覚は、さっき描写した優雅な少女がコーヒーを一口飲んで、突然体を震わせ顔を赤らめた、それも隣の黒人店長がリモコンで操作するバイブが体内に入っているせいだ、というのと同じ。 一瞬で全部変わった……

『ティンクル☆くるせいだ』レビュー

まず断っておくが、ティンクル☆くるせいだは確かにギャルゲーだ(真顔)。 これまでギャルゲーは電子小説扱いされてきたし、システムで何とかして「これはゲームだ」と思わせようとしたメーカーもあったが、大抵は失敗に終わっている…… ティンクル☆くるせいだは、その俺の固定観念を初めて覆したゲームだ……
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『できない私が、くり返す』レビュー

『できない私が、くり返す。』というゲームには少なからぬ印象を受けた。絵柄やその他の要素のせいではなく、主に「泣ける」「最高」と多くの人が言っているからだ。一般的に多くの人に認められているゲームなら、そう悪くはないはず。六月はゲームも少ないので、その空き時間に遊んでみた。 タイトルが妙だ。私の1歳児レベルの日本語力で判断すると、たとえ私が何度タイムリープしても、何も変えられないという意味だろう。ゲームが始まると、主人公は「漣」というお姉さんから懐中時計を渡される。これは時間を越えて過去に戻れる懐中時計だという。 「でも、タイムリープしても意味はないわ。未来は変えられないから」 未来を変えられないタイムリープなんて、ほとんど役に立たない。漣は懐中時計を渡すとき、繰り返し強調した。 未来は変えられない こうして物語は、お姉さんである漣が死んで5年後、懐中時計を持つ主人公が詩乃という少女に出会う瞬間から始まる。