『KATANA Project CompleteBox 煌花絢爛』レビュー
日オタ文化に触れたばかりの若い子たちは、よく勘違いして妙なフィルターをかけてしまいがちだ。日本人は仕事が丁寧で、専門的で、信頼できて、地に足がついている、と。
その理由の大半は、日本のあの融通の利かなさや、巷に溢れる「仙人」たち、そしてそこら中にいるマイナー趣味集団の健全な発展にある。確かにレトロなサブカルチャーの愛好家集団は日本で見つかるし、そういう連中が作った考証ガチな資料もある……
だが物事には必ず裏がある。日本人は金を巻き上げるのも平気でやる、節操もへったくれもない。
Amusecraft の下には大量のブランドがあるが、その大半はトイレットペーパーのように使ったら捨てられる。中の CRYSTALiA というブランドも、設立当初から KATANA という新企画を立ち上げるためだけに存在していて、テーマは未来感のある世界で「刀」と「武士」の物語を描くこと。テクノロジー感を強調するため、「武士刀」はスマホみたいな設定にされていて、独自の OS を積み、hack すらできるハイテク産物になっている。ゲーム内ではこの設定を補完するために金髪女のルートまで追加されていて、そのルートには「武士」も「決闘」もない。あるのは「おりかみ」なる内蔵チップ搭載のハイテク武士刀の開発と制御の話だけだ。