『神之国的魔法使』レビュー
『神の国の魔法使い』
また日中合作のギャルゲー風ゲーム、またねこねこそふと、また片岡とも。このゲームの登場には全く驚かなかった。むしろ片岡ともと彼の猫猫社は日本本土でもうやっていけなくなって、中国の外資を借りてゲームを作り続けて生き延びるしかないんじゃないか、なんて思ったくらいだ。
それにゲーム冒頭の設定を見ても全然そそられなかった。中国の兄妹が日本に旅行に来て、突然何かに巻き込まれるとか。一瞬このゲームのストーリーは「泡沫冬景」の Mark II なんじゃないかとすら思った。もっと奇妙なのは、このゲーム最初の発売が完全版じゃなくて、ストーリーが分割で更新される仕様だったこと。この謎仕様は今でも理解できないし、実際このゲームが失敗した要因の一つにもなっている。
もちろん半年にわたる断続的な更新を経て、ゲームのストーリーはようやく完結した。最初から最後まで通しで見てみると、思っていたほど Low じゃない。むしろ多くの箇所が斬新で、片岡ともという脚本家が毎日のように無病呻吟するという固定観念を覆すほどだった。