『箱庭ロジック』レビュー
日本語を学んで気づいたんだが、日本語由来の漢語ってけっこう多いよな。「暴走」とか「違和」とか、まあ「箱庭」もそのひとつだと思う。
「箱庭」って言葉はアニメ作品の………………歌詞でよく見かける。はこにわのせかい(箱庭の世界)とか、そういうやつ。別に難しい言葉じゃない。箱庭、箱庭、箱やら盒やらのなかの中庭。欧米風の言葉で言えば SandBox、サンドボックスか砂盤。もっと中国っぽい言葉なら「盆景」もある。じっさいこの概念のもともとの出自は欧米で、日本が取り入れたあとに「箱庭」と呼んだだけ。ここでその日本人に本気で感謝したい。サンドボックスとか、ほかの何かしらにしなかっただけで、もう嬉し涙が出てくる。
もちろん「箱庭」と縁が深いのは箱庭療法ってやつだ。箱庭療法は心理診断に関わる療法で、患者に「箱庭」を与えて理想の小さな世界を構築させ、その世界の要素からその人の心理状態を推測する。
ざっくり言えば、わりと高度な心理テストみたいなもの。
だから箱庭ロジック(箱庭 Logic)を初めて見たとき、探偵とサスペンスの看板を目にして、このゲームの裏にはただならぬものがあると感じた。