老了

ベイヤーダイナミック インナーイヤーイヤホン レビュー

大学に入ったばかりの頃、初めてのインイヤー型イヤホンを買った。確かEDIFIERのやつだったと思う。耳に突っ込んだ瞬間、新しい世界が開けた。 時間が経つにつれて、イヤホンといえばインイヤー型、というのが暗黙のルールになっていった。そもそも基礎的な遮音もできない代物だと、聴いていてつらいだけだし、低域やら高域やらの調整も難しい。 ところが人間ってのは面倒くさい生き物で、最近になってインナーイヤー型(平頭塞)にハマっている。きっかけは古いCreative Airを引っ張り出してきたことで、その広めの音場にちょっと驚いた。そこでようやく、インナーイヤー型にもインイヤー型にはできないことがあるんだと気づいた。 ただインナーイヤー型はハイエンドが本当に少ない。あったとしても今から追うのは難しい。幸いbeyerdynamicがちょうど入門モデルを出していたので、試しに聴いてみた。するとこれがまた、新しい世界を発見したような気分になった。何というか、少し広めの音場、それほど窮屈じゃない低音、そして豊かな中域。静かな夜に聴くと、確かに普段とは違う感覚を与えてくれる。 もちろん、静かな夜に、だ。インナーイヤー型の泣き所は遮音性がクソなことだから。