先生

『愚者ノ教鞭』レビュー

誰にでも夢はある。ただその夢は年齢や生活状況によって少しずつ変わっていくものだ。 でも、子供の頃に最初に浮かんだ夢といえば、先生が「大きくなったら何になりたい?」なんて質問をしてくるあのクソみたいなやり取りを除けば、本当のところは学校に関係したことだったはずだ。 俺の友達の蟹ボスの夢は、学校の向かいにネットカフェを開くことだった。 「学校の向かいにネットカフェ開いて、最高のマシン入れて、最高の会員制度作って、最高の学生を集めて、あのクソ先生どもを悔しがらせてやるんだよ」 当時の蟹ボスはネットカフェでゲームするのが大好きで、まあ……俺もよく連れて行かれた。 もう一人の友達、套さんの夢は、この世の全ての女を犯し倒すことだった。