イヤホン
この前魅族の EP51 Bluetoothイヤホンを買ったじゃないですか。それが数日前に壊れました。
壊れ方は突然で、走って帰ってきたら右耳からずっとノイズが鳴り続け、機器が応答しなくなり、そのうち熱を持って、そして逝きました。
どこかの防水が甘かったんだろうなと想像しています。ただ、買ったのは国行(中国正規版)なんですよ。まあタオバオで買ったんですけど。それで地元の魅族の窓口に修理に出そうと思ったら、対応は良かったものの、とにかく並ばされる。
先日ランニング中に急に雨が降ってきて、翌日家に帰ってからIE80の右耳ユニットの低音が消えていることに気づいた……
幸いなのは中国正規品を買っていたことだ!修理に出した。
それから防水のスポーツイヤホンを買うべきか真剣に考え始めた。運動時に音質をそこまで追求するわけでもないし、いろいろ見て回ったところ最近良さそうなのはMeizu EP51くらいだったので、メルカリで150元で購入した。
FiiO EM3はFiiOの新しいインナーイヤー型イヤホンだ。正直、最近のFiiOにはどんどん好感度が上がっている。
付属品は少なくて、本体とスポンジカバーがいくつか。それだけ。
100元以下という位置づけだから、このインナーイヤー型の長所も短所も同じくらいハッキリしている。
このイヤホンを買ったのはまったくの衝動買いだ。母にXiaomiのMi Band(光学式心拍センサー版)を買ってあげるついでに、Xiaomiの電池も買おうと思ったら、手が滑って単4電池のセットを買ってしまった。その手滑りに気づいたのは、荷物が届いたときだった。
別に単4電池が自分にとって無用だと言いたいわけじゃない。むしろ、この買い間違えた単4電池のおかげで、部屋にあるあのボロテレビのリモコンの電池がとっくに切れていて、本体のボタンをいちいち手で探さなきゃいけなかったのが、ようやく解決した。電池は単4だったからな。
それで、今度はXiaomiのレインボー電池を単3で買い直そうと考えた。ただ、電池なんて安いもんだから送料無料にはならず、送料だけで電池一本より高くつく。これは割に合わない。ならついでに何か買って送料をまとめよう、と思って目に入ったのがXiaomiの99元ハイブリッドイヤホンだった。
Xiaomiの99元ハイブリッドイヤホンについての市場評価は、詳しくは知らない。少し耳にした程度だ。当然、いい話じゃない。
「その金でうまいもんでも食えよ」 「ただのクソだろ」 「30秒聴いて外したわ」 「音質のかけらもない」 「ドンシャリで人声なんて聞こえやしない」
イヤホンについて少しでも知識がある人なら、みんなこう評するだろう。俺も最初はこのイヤホンがゴミだと信じたかった。この価格帯のイヤホンは、専門メーカーのものでない限りどれも同じで、低音を盛って、それ以外は何もない。
だが、これは一応ハイブリッド型だ。俺はまだハイブリッド型を聴いたことがなかった。それに……送料合わせの一品が必要だったんだ。モバイルバッテリーは在庫切れだったしな!
わけもわからぬまま、俺はXiaomiの99元ハイブリッドイヤホンを買った。もちろん、電池を買って、ついでに99元のハイブリッドイヤホンを送料合わせで買った、と解釈してもらっても構わない。
で、問題はその実力だ。焦らすのは嫌いだ。タイトルにも書いた通り、「想像していたほど酷くはない」。
Philips SHP 9500 が最近やたらと話題で、例の「買う価値あり」的な情報サイトのおかげで推されまくってる。何しろ安いし評判も悪くない。
こういうものには最初まったく食指が動かなかった。何しろ値段が値段だし、昔はいくらだったとか吹かれても、結局は安物になっただけじゃないか。ところがある日、G+ でどこの馬鹿にそそのかされたのか忘れたが、わけもわからずポチってしまった。しかも Newegg の海外通販で。注文した直後にはもう忘れてて、気づいたのは一ヶ月後。で、Newegg のサイトを見たら登録が古すぎて昔の携帯番号のままだわ、住所に送っても連絡が取れず「疑难件(配達困難)」扱いになるわで、ひと騒ぎ。Newegg は自前の物流を持っておらず天天快逓に回されたと分かって、またまた連絡のやり取りをして、ようやく手元に届いた……
毎日あちこち持ち歩くカバンのことをEDCと呼ぶらしく、Every Day Carryだか何だかの略らしい。つまり毎日持ち歩いてるってことだ。そういう意味では俺にもEDCバッグがあって、中には仕事用のThinkPadやら何やらを詰め込んでいる。それに加えてノートPCに繋いで使う用のポータブルヘッドホンも一緒に持ち歩いている。
最初に選んだのはAKG K420だったが、後に家族に取られて使われた。その後JVC SR500に買い替えた。ぶっちゃけJVCのはK420に劣る。ポータブル性ひとつとってもダメで、折りたたむと妙にぐらつくし、音にもこれといった良さがない。高音も抜けが足りない。
そしてJVC SR500が1年半働いた末、ついに壊れた!(なんで「ついに」なんだろうな)
後継者探しの任務が降ってきた。条件は:1、ポータブル。2、音質はそこそこ。3、装着感が快適。4、予算200元以内。5、密閉型。
で、Edifier H690を買った。
自分の人生で初めて「音楽に心を動かされた」と感じたのは、たぶん大学4年生の時だった。
当時使っていたイヤホンはオーディオテクニカのCKM55で、聴いていたのは阿蘭(Alan)の曲だった。リズム感のあるドラムと、甘くて少し切ない阿蘭の声が合わさって、なぜか胸が締め付けられるような感覚になった。その時思ったのは、この歌い手の声はどうしてこんなに澄んでいるんだろう、どうしてこんなに甘いんだろう、声そのものに感情が宿っているみたいで、自分は彼女に感染されてしまった、ということだ。
その後、長く付き合ってきたCKM55のケーブルが断線し、しかもこの製品はすでに生産終了していた。それからはいろいろなイヤホンを使ってきたが、低音とボーカルが分離していて、しかも高音の澄んだ感じを両立させたイヤホンにはなかなか出会えなかった。もっと肝心なのは、あの「情熱」に満ちた感じが二度と戻ってこなかったことだ。いくら低音が豊かで、中音が甘く、高音が透き通っていても、どこか情熱が一分足りない。
オカルトは苦手なので、いわゆる「情熱感」が周波数特性に現れるものなのかはわからない。どういう調音をすればこの情熱が出せるのかも知らない。だが幸運なことに、Grado SR225というヘッドホンが自分の願いを叶えてくれた。
初めて1000円以上のイヤホンを買おうと決心したとき、買ったのがUE TF10だった。F807も買ったし、これからはFlacで聴くんだと決めたから、それなりにいいイヤホンを合わせるべきだと思ったのだ。
そうしてこのTF10は長いこと俺に付き合ってくれた。その音の特徴はもうこれ以上ないくらい熟知している。強力な楽器表現、強力な解析、リズムのある低音、そして……低音と楽器に埋もれるボーカル、それからどうやってもなかなか入らない装着感……
2年後、TF10の片側ユニットがついに壊れていることに気づき、泣く泣く手放すことになった。US仕様だったし、市場にも新品のTF10はもう売っていない……仕方なくER4Pを聴くことにしたが、それでもあの攻撃的なTF10の音が恋しくなることは避けられない。ER4Pと比べれば全然抜けが良くないが、ロックを聴くのは本当に良かった。その後、メルカリで安くTF10のユニットを落札して付けてみたが、首を振るしかなかった。あんなに安いのはたぶんジャンク品で、解析はあるものの、音がかなり篭もっていた……
ではTF10の後継者、UE900の出来はどうなのか。
イヤホンで音楽を聴くことに関して、自分はオーディオマニアだなんてこれっぽっちも思っていない。強迫観念に取り憑かれた哀れな人間だと思っている。
小学生の頃、33.6Kbpsで商都情報港からダウンロードした『愛就一個字』、たった3MBで128Kbpsだったはずだが、当時は「この音質マジ神」と本気で思っていた。
高校に入ってソニーの香水瓶を買い、Ukoo.netでアルバムを落とすようになると、192kbps VBRが「良い音質」と呼ばれるようになった。自分では違いがあまり分からなかったが、ある時たまたま128Kbpsの曲を落として聴いた瞬間、違和感に気づいた。
それから良いイヤホンが欲しくなって、貯金してゼンハイザーのMX500を買った。耳に当てた瞬間、金の無駄だったと悟った。
「前の10元のイヤホンと全然変わんねえじゃん!」
ネットではこいつを「低音の沈み込みが良い」と書いてあって意味が分からなかったので、家具屋の大ちゃんに聞いてみた。彼の答えはこうだった。
「あー、あれだろ、重低音ってやつ。ドンドンじゃなくて、ちょっと反響というか弾力がある感じ。ポンポンって」
なんとなく分かったような分からないような。それがある日、MX500の片側のユニットが壊れて、仕方なくPDA付属のイヤホンで聴くことになった。前の10元のやつよりはマシな品質だったのかもしれない。つけて音を出した瞬間、すぐに異変に気づいた。
「え、なんでこんなに前のMX500と違うの?」
これが悲劇の始まりだった。
HAVI B3 Pro 1というイヤホンについての情報は驚くほど少ない。少なくとも中国国内ではそうで、見つかるのは海外のHead-Fiにある数少ないレビューくらいだ。しかも評価はバラバラで、品質問題に遭遇したという人までいる。中国国内となるとこのイヤホンのレビューはさらに少なく、見つかるのはどれもステマっぽいものばかり。HAVIというメーカーもあまり気にしていないようで、むしろ海外市場の開拓に力を入れている感じだ。ともあれ一本買ってみたところ、聴いた後はなかなか驚かされたので、簡単に書いておく。
HAVI B3 Pro 1の売り手はメルカリで一軒しかなく、しかもそれが公式だ。店の主人はとても親切で、しかもSF Expressで送ってくれた。パッケージは丁寧で、作りも素晴らしい。背面にはガラスのカット面が使われていて、Sennheiser IE80のちょっとした模倣ではあるものの、少なくとも醜くは見えない。公式サイトによるとこのイヤホンはデュアルダイナミック型設計とのこと。正直、複数BA型というのは結構聞いたことがあるが、デュアルダイナミック型は初めてだ。
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