華は短し、踊れよ乙女

『華は短し、踊れよ乙女』レビュー

一般的に、enesembleが出す「男の娘」シリーズのゲームは、設定がかなり無理やりなものが多い。 ほとんどが、主人公が何らかのやむを得ない事情で女装して女子校に通い、そこで大いなる一物を振り回して無双するという流れだ。 主人公は設定上は男の娘なのだが、この手のゲームのHCGはやたらエロい。特に主人公が、男なのに一番エロいという。しかも一番エロい主人公がHCGでも戦闘力は変わらず、まるで「一発一発を最後の一発だと思ってヤれ、そしてEDを怖がるな」という原則を守っているかのようで、この手のゲームの実用性を大いに高めている。しばらくの間、私はこういうゲームを「抜きゲー」の派生形だと勝手に認識していた。 だがどうやらenesembleは、去年の男の娘ものを経て、少し方向性を変えたようだ。シナリオの整合性を重視し始め、さらには超展開までやらかすようになった。去年の「男の娘もの」はキメラみたいな感じだったが、変化しようとする姿勢は良いことだ。 そして今年、enesembleは新たな男の娘ものを世に送り出した。『華は短し、踊れよ乙女』である。