赤印

『赤印』レビュー

俺の見るところ、今11区で流行ってる文化のほとんどは、わが国が古代にすでに遊び尽くしたものだ。 男の娘文化だって戯曲の中に昔からあった。舞台の上のかわいい男の子に向かって客席の連中が拍手喝采する姿は、画面の大屌娘に向かって管を弄る今のオタク連中と大して変わらない。戯曲にも脚本があり、演出があり、歌があり、芝居がある。ある役者に熱狂し、その声に惚れ込む連中の姿を、CV厨の初期形態と言わずして何と言う。道で老先生がラジオで戯曲を聴いていたら、あれはボイスドラマじゃないのかと聞いてやってもいい。 つまりオタクという連中は昔からずっと存在していて、歴史の変遷とともに形を変えてきただけのことだ。 こんなことを言うのはただ一点を伝えたいからで、天朝には天朝のスタイルと文化がある。ほとんどの面で、わざわざ他人の真似をする必要なんてない。無理に真似すれば、生まれるのは中途半端な溜息だけだ。 そう、まさに『赤印』という名のギャルゲーのことである……