去年の今頃だったか……あるゲームが発売された……『9-nine- ここのつここのかここのいろ』だ。このゲーム、正直当時は評価してなかった。そもそも評価する要素が少ない。物語はほぼ進展せず、設定を説明しただけだったからだ。
実を言うとあれはシリーズの始まりに過ぎない。この「9nine」というゲームは分冊販売の企画で、ざっと推測するにヒロインが三人いて、各ヒロインごとに一巻、最低三巻はあるはずだ。
第一巻の話はここで書いたとおり、主人公が能力者同士の戦いに巻き込まれるというもの。悪役の能力者もいれば、主人公やヒロインのような正義の能力者もいる。人が人を殺せば、それを止める者もいる……
しかし第一巻では能力者連続殺人犯が誰なのか全く分からず、尻切れトンボで終わった。だから一年ぶりに第二巻がまた来たわけだ。
第二巻のメインヒロインは主人公の妹、新海天。だからゲームタイトルも彼女の名前にちなんだ『そらいろそらうたそらのおと』になっている。
2010年ごろ、大学最後の学期。就職先はすでに決まっていたけど、卒業が近づいていて論文の答弁を済ませなきゃいけなかった。
論文を書いた具体的な過程はもう忘れた。ただ、論文を書いているときがあまりにも退屈で、ネットでアニメを探し始めたことだけは覚えている。
アニメを探していたらAcfunでやたらと流行っているネタ動画を見つけて、その元ネタをたどっていったら『とある魔術の禁書目録』にたどり着いた。今振り返るとツッコミどころは多いけど、当時の自分にはかなり面白く感じられた。
面白いのはその設定で、科学超能力と魔術師の戦い、そして主人公はまさに第三者的な存在。
もっとどうかしてるのは、その「第三者」のはずの主人公が一番強いってところ。話の展開もテンプレそのもので、突然ボスが現れて主人公を倒すと言い出し、主人公が口先でまくしたてて一発ぶん殴ってボスを殺し、男はそのまま相棒になり、女はハーレム要員になる……
もちろん『禁書目録』を見終わったあと、その番外編、つまり有名な『とある科学の超電磁砲』もついでに見た。
正直に言うと、『電磁砲』のストーリーは『禁書目録』よりずっと面白い。内容の大半は魔術と関係なく、超能力者の話だ。主人公は戦闘力がそこそこ強い超能力者で、仲間たちといろんな事件を解決していく。能力者の能力暴走だったり、闇に潜む犯罪問題だったり。
『超電磁砲』が面白い理由は、やっぱり話とキャラ設定がよりイカしてるからだと思う。