雪の夜、俺は妹を裸にする

『雪の夜、俺は妹を裸にする』レビュー

こういうゲームはだいたい一人称視点で、適当な物語を書いて終わりにしている。 しかしこのゲームに関しては、そんな気分にはなれなかった。書いたら自分が強姦犯になってしまう。とはいえ、このゲーム自体は抜きゲーのように見えて、そのブランドの過去作と同じく、「抜きゲーでも中身はある」タイプだ。 というわけで、中身の話をしよう。犯罪動機や心理的なものに触れるゲームは、やはりあまり多くない。 主人公は大都会で一人暮らしをしている。普段は学校に通い、バイトで金を稼ぎ、自給自足。時々遠縁の従妹の家庭教師をやったり、学校でも颯爽としていて礼儀正しく、どう見ても「新時代の好青年」だ。 だがある日、実家の妹がやってくる。自分の街の学校を受験する予定で、冬休みの間ここに住みたい、兄のところに泊めてほしいと言うのだ。 それを聞いた瞬間、主人公はキレた。好青年の雰囲気はすべて消え失せた。 主人公は実家に電話までかけて、なんでこんな足手まといを寄越したんだと問い詰める。 主人公の内側で同じ声が繰り返される。 「妹が一番嫌いだ!」