Asa Project 、かつてはヤバかった会社。
この会社はたぶん Hook の系列で、『恋愛0キロメートル』で自分たちの特色を打ち出し、その後『ひとつ飛ばし恋愛』や『プラマイウォーズ』でそのスタイルを続けてきた……そして今年、新作『スキとスキとでサンカク恋愛』を出した。
この新作の話をする前に、まずは Asa Project のいくつかの作品がどう進化してきたかを話そう……
小学生の頃、家にVCDのプレーヤーが買われた。
そのプレーヤーの名前はもう覚えていないが、買ったときに海賊版のVCDが山ほどおまけで付いてきた。
父も「これを買えば家で大迫力の映画が見られる」という気持ちで買ったらしく、付いてきたディスクはどれもこれも『Mission Impossible』みたいな大層な映画ばかりで、俺たちはさっそくその大層な機械で半日ほど『Mission Impossible』を見ていた。
ところが途中で父も俺もこの映画を受け付けられなくなった。内容が悪いというより……とにかく面白くなかった。
それから長いことそのプレーヤーは埃をかぶったままで、見るものがなかった。