東洋系の文化にはちょっと独特な現象がある。それは「転世」という設定を持つことだ。もちろんこれを決めているのは文化ではなく宗教で、「転世」は仏教でよく説かれていて、東洋には仏教を重んじる国も多い。だから自然とこの設定は多くの人に受け入れられるようになった。
「転世」とは何か。言葉の通り、人が死んだ後、その魂が別の人間の体で生まれ変わることだ。前世の記憶がある場合もあれば、ない場合もある。どことなく「魂の保存則」みたいな響きがある。
「転世」は多くの文学作品で恋愛と結びつけられがちだ。前世の恋人が次の輪廻でもまた恋に落ち、数千年を巡り、二人は数百回出会い、あるいは成就し、あるいは一度も本当に寄り添うことなく、無限の輪廻の中で右往左往する。聞き手である我々はただただため息をつくしかない。
なぜため息が出るのか。ひとえに造化の皮肉さを噛みしめるからで、ついでに「これが運命なんだな」とも思ってしまう。
秘密游戏(Secret Game)シリーズは FLAT が出したバトルロワイアル風味のギャルゲーで、前作の強化版「キラークイーン」Killer Queen はかなり昔に遊んでいて、印象に残っている。
印象に残っていると言っても神ゲーだからじゃない。ただ……あまりにもモヤモヤしたからだ。
主人公がとにかく大聖母で、他人にどう弄られてもやり返さず、それどころか愛と平和を撒き散らすタイプ。現実にこんなお人好しがいたら真っ先にカモにされて身ぐるみ剥がされるだろう。だがそこはゲームの主人公、血を流すことなく生き延び、しかも女とヤってしまう。
このゲームのおかげで私は脚本家の名前を覚えたし、その名前を見ただけで作品のおおよその方向性が分かるようになった。
で、その秘密游戏には続編がある。続編の初代は「秘密游戏2」と呼ばれ、後に Secret Game:Code Revise と名付けられ、さらに PSP に移植される際にシナリオと画質が全面的に改良されて Secret Game:Code Revise 2nd Stage となった。その強化 PSP 版に 18X 要素を追加して PC に逆移植したのが Secret Game:Code Revise 2nd Stage Boosted Edition である。
まあ名前がどれだけ長かろうと、言いたいのは二代目になっても設定は初代と一貫しているということだ。