IE80

ゼンハイザー IE 80:買ってよかった点と微妙な点

実は最初の動鉄イヤホン、UE TF10を買ったとき、自分には妙な優越感があった。 ネットのどこを見ても動鉄は新技術で、あらゆる面で動電をゴミのように打ち負かす、解析力は優秀、すごいマルチドライバー、そして毒々しいほどの中高音、などなど。 今振り返ると、動鉄も大したことないなと思う。もちろん動鉄の長所が悪いと言っているわけじゃない。ただ、動鉄で音楽を聴いていると、何かが足りないと感じるんだ。Phonakの女性ボーカルは毒だし、ER4Pの高音は抜けるし、UE900の器楽表現力もなかなかだけど、どうもあの「味」がない。 先日友人と飯を食ったとき、その店に小さなステージがあって、駐在歌手が『愛如潮水』を歌っていた。その歌を聴き終えたとき、動鉄に足りないものはこれか、と分かった気がした。 足りないのは雰囲気を盛り上げる感じ、小さなバーで音楽が空間に響き渡るあの感じだ。動鉄は冷たすぎる。ここで動電の出番になる。 ゼンハイザー IE80は、たぶんいい動電だ。