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変わった設定のゲームを色々遊んできたけど、中でも一番印象に残っているのが主人公がアルパカにされるあのゲームだ。
あれはなかなかエモかった。大好きな萌えキャラがアルパカになっちゃうわけで、真愛が試される瞬間ってやつ。ついでに言うとあのゲームは普通におすすめ。
ヒロインの変身だけじゃなく、主人公が変わるパターンもある。最近有名なのだと、主人公が黒猫になる某ゲーム。あれはアニメ化までしてるから多くは語らない。
こういうゲームはだいたいコメディになる。何しろ設定自体がコメディ級の超展開だし、主人公が突然別の種族になるんだから、笑いが起きないわけがない。
で、このタイプに新たな刺客が加わった。有名音ゲー開発会社 More の子会社の子会社の子会社ブランドが改名した子会社ブランド、KATE が放つ最新作『恋はもふもふ!ラブ・ミー・テディ』だ。直訳すると「恋はもふもふ、love me teddy!」。
なんで Love my teddy じゃないんだというツッコミは置いといて、調べたら love me teddy ってのはどうやらネタらしい。設定は至ってシンプル。主人公がテディベアになって、女の子たちに拾われてこすられる話だ。
誰だって子供時代を経て大人になる過程で、一度は見るもんなんだよ……生理、健康、人体芸術、刺激、ビデオテープってやつを。
で、そういう……生理、健康、人体芸術、刺激、ビデオテープの中で、一番有名なのは女教師やCA、OLを差し置いて検察官シリーズだろう。
検察官シリーズの映画は大体こんな話だ。女性警官が悪の黒幕犯罪組織と戦うため敵組織に潜入する。だが不幸にも見つかり、敵に責められ凌辱され……おっと屈辱を受けた後、不屈のヒロインが最終的に悪を打ち破り任務を果たす、みたいな……
もちろん、こういう教育的意義の強いストーリーはビデオで松下紗栄子が自ら演じる姿でしか見られないわけじゃない。ギャルゲーの分野でも、いわゆる「二次元版」が見られるわけだ。
日系作品はよく「四葉のクローバー」をネタにする。たいていは、主人公とヒロインが草むらの中から「幸運」の象徴である四つ葉のクローバーを見つける、という話だ。
この手のクリシェは一度やれば十分なのに、残念ながらどこでも使い倒され、もはや氾濫している。2003年にはすでに Clover Hearts みたいなゲーム があったし、その後も今に至るまで四つ葉のクローバーにまつわる伝説は後を絶たない。思うんだが、日本ってそこら中に四つ葉のクローバーが生えてるんじゃないか? 四つ葉は希少だからこそ幸運の象徴なのに、なんで男女はいつもこんなレア物をサクッと見つけられるんだ?
昔、このネタで記事を書いてツッコんだこともある。四つ葉が幸運なら、平凡な三つ葉は何なんだ? 四つ葉に比べたら三つ葉は不幸ってことか?
もちろん三つ葉が不幸なわけじゃない。ただ、三つ葉と四つ葉で人を例えるなら、四つ葉が手にする幸福は確かに誰もが持てるものじゃない。俺の中では「三つ葉は平凡と凡庸を表す」という理解だ。
昨年 More が子ブランド DOLCE を立ち上げ、第一弾『カサブランカの蕾』を発売した。俺の評価はかなり高かった。欲望と真実の愛について「リアル派」の描写で、ラストは旧曲の新歌と相まってマジで光ってた。
今年も DOLCE が新作を出した。More の気まぐれブランド乱立の傾向からして、このブランドは同じ路線を続けるんだろう。新作のタイトルは『シャムロックの花言葉』。そして予想通り、前作同様にリアルでややダークな路線だ。少なくとも俺が偶然見たおすすめ CG は、でかい 3P 画像だったしな……
このゲームに触れるまで、「Shamrock」が「三つ葉」を指す専門用語だなんて知らなかった。ずっと Clover だけだと思ってた。三つ葉の花言葉も調べた。見て、なんで四つ葉が幸運の象徴なのか納得したよ。
三つ葉の花言葉: 一片は祈り、 一片は希望、 一片は愛、 最後の一片は幸福。 四つ葉のクローバーを見つけられたら、あなたは幸福を見つける。
つまり、四枚目の葉が見つからなければ……すべてを持っていても、幸福だけはない。
そう、このゲームは四人の少女がすべてを持ちながら、幸福だけを持たない物語だ。
Moreという会社は正確に言えばギャルゲー専門の会社ではない。どう見ても……
「音楽やってる連中が、アルバムを出しやすくするために、ついでにギャルゲーも作ってる」
実際、会社名もMMEで、正式名称はMORE MUSIC ENTERTAINMENT。
つまり何が言いたいかというと、彼らの重心はどうやら本当に音楽にあって、ギャルゲーみたいな低コストのゲーム開発は彼らにとって本業じゃなくて、どちらかというと遊びの延長みたいなもんだろうなと。
もちろん遊びだろうが何だろうが、Moreはすでにいくつもゲームを出していて、「一発打って逃げる」感じでもない。むしろ花がどんどん咲いていて、子ブランドも増え続けている……
日本で新ブランドを登録するのってそんなに簡単なのかと疑うことがある。でなきゃエロゲー屋がやたらと看板を掛け替えるわけがない……
今回のMoreの新ブランドはNiko。作品名は『ゴールデンアワー』、英語名はGolden Hour。
元々Moreの二つのブランドはうまく回っていた。Moreは純愛もの、Pure Moreは抜きゲー。なのに今は分社が山ほどできて、廃萌え狙いっぽいChelseasoft、DOLCEが出したカサブランカの小花、そして今回のNiko。どんなスタイルのゲームを出すのか、まったく読めない……